認知症と向き合う

   物忘れに気づき、病院で認知症予備軍(専門的には軽度認知障害と言います)と言われたら私たちはどうするでしょうか?
予備軍の場合数年で半数の人が認知症になると言われてますが、それまで頭や身体を使って健康管理することで発症を遅らせることができると考えられています。私たちは認知症に立ち向かう時間とチャンスがあります。
   既に認知症と診断されていたらどうでしょう。できることが減って、親しい人も解らなくなると思うと恐怖を感じると思います。まさに癌の宣告を受けた時のような心境になるでしょう。
しかし実際には明るくて笑顔を絶やさず穏やかに過ごしている方が多くおられます。これはこの病気特有の脳の変化(多幸といいます)でもあるのですが、どうも人間には試練に立ち向かうたくましさが与えられているようです。
   認知症の経過は長く、私たちはその中でできる限り幸せな時を過ごしたいものです。

最近の投稿

PAGE TOP